成長 普通
衰え 遅め
初期値
限界値
総合評価 S
三拍子そろったスーパーショート。すべての能力が完璧であり一部の隙も無い仕上がりになっている。
長打がBだと見栄えはよくないかもしれないが、成績に与える好影響は多大にある。長打が高すぎると敬遠されてしまう。長打Bだといい感じに勝負してもらえるので打撃成績が下の画像の通りになる。
一番の魅力はやはり巧打力。コーチによるがSにまで到達する巧打力と選球眼の高さでヒットを量産。長打力もBではあるが低くはないので30HRは最低ラインでリードオフマン、クリーンナップなんでもござれ。
守備力もSランクにしては物足りないところも感じなくもないが、オールAと文句なし。
長打力と肩でマイナス要素となる選手が多い中でそういったところで評価を落とすことはないのは素晴らしい。
選手としての評価は文句ないが、それ以外でケチがつくのが助っ人。
契約金の高さなどは今に始まったことではないが、年齢が高いのが残念。シター、アレクシスのように年齢が若いわけではなく30歳での登場。衰えが遅めなのでまだいいが他の選手に比べて活躍期間の短さの点で劣ってしまう。
というわけで活躍期間の短さで他の選手に最強の座を譲るが、今作に登場する選手の中でも屈指の能力と役割を持っている選手であるのでSランク評価に。
小ネタ
当時のMLB選手をモデルにした選手。モデルはノマー・ガルシアパーラ。
カル・リプケン・ジュニアの登場によって、守備だけではなく長打力を兼ね備えた大型の選手が遊撃手のトレンドとなったアメリカの野球。90年代後半2000年代前半にわたってその代表格となった名ショートの三傑に数えられている。
94年のドラフトでボストンレッドソックスに1巡目指名で入団。 96年にデビューし、翌97年に頭角を現す。当時の監督は正遊撃手を二塁手に転向させてガルシアパーラに遊撃手を任せたがこれが大成功。新人王資格のあるこの年に.306 30HR 98打点 209安打という見事な成績を残し満票での新人王受賞。209安打、365塁打は球団の新人記録を更新し30試合連続安打はリーグ新人記録。30HRも遊撃手の新人として最多記録を更新と鮮烈なデビューを果たす。このうち209安打と11三塁打はリーグにおいても最多でありなかなか新人離れしている。 99年と2000年に2年連続で首位打者となったことでスーパースターとして認知されるようになった。
それ以降はケガがちになってしまい2003年を最後に全盛期の動きができなくなり、以降カブスを経て、ドジャースに移籍した2006年に.303 20HR 93打点を記録するという活躍でカムバック賞を受賞したのが最後の輝きとなった。2010年にレッドソックスとマイナー契約と同時に引退を発表した。
現役期間はそこそこだが、ケガのせいで活躍期間は短い。しかしながらガルシアパーラの全盛期当時はヤンキース所属のデレク・ジーターや、マリナーズとレンジャーズに所属していたアレックス・ロドリゲスと共に人気、実力、容姿の良さによる花形としての遊撃手という新時代の到来を予感させた。ちなみにガルシアパーラ>ジーター>アレックスの年齢順。
今作でも活躍期間は短いのは同じだが、年齢による衰えなのでそこは違うか。レッドパラーはレッドソックス+ガルシアパーラの最初と最後を合わせたものだと推測できる。
2003年 ガルシアパーラ 成績 156試合 打率.301 28HR 105打点 19盗塁 OPS.869
関連項目
- アレクシス
- シター
- テバター
↑三選手がMLBモデルの遊撃手