成長 普通
衰え 遅め
初期値
限界値
総合評価
打撃と走力を見れば全くもって戦力として期待できないが、守備に関してはSランクにも劣らない選手。普通/遅めなので33歳までは肩、CリードSという最高の能力で守備面から引っ張ってくれる。
ここまで捕手として完成度が高い選手は中々いないので、チーム成績を上げたいのなら最悪でも控えとして確保しておけばチームの層が厚くなる。
打撃度外視でもレギュラー起用ができる数少ない選手。
小ネタ
- 1986年のドラフトで阪急ブレーブスから3位指名を受けて入団。
- 同期に高木晃次、藤井康雄。他球団には近藤真市や緒方孝市、阿波野秀幸、西崎幸広など当たり年であり、ヤクルトに関しては土橋勝征、ギャオス内藤、飯田哲也と大当たり
- 若手の頃は二桁HRを打つなど強打者としての側面を持っており、捕手として盗塁を多く企図するなど身体能力はかなり高くキャリア序盤かなり成績の見栄えが良い選手であった。そのせいか4番を務めたこともあったり、メジャーに一番近い捕手と言われたこともあったらしい。
- 残念ながらその後は成績が落ちたっきり上がることがなかったのだが強肩は相変わらずだったために球団名が変わってオリックスになってからも正捕手の座をキープ。と言っておきながら移籍組の高田誠や三輪隆などと併用されていたが、当時のオリックスは強豪で名将仰木彬が率いていた時代。リーグ優勝日本一に大きく貢献した。
- その後はメジャー挑戦もしたがやはり高い評価はされずFAで西武ライオンズに移籍…したはいいのだが当時はまだ伊東勤が西武の絶対的司令塔として活躍していたような時代であったために以前に比べて、責任の重さも出場試合数も少ないものになってしまっていただろう。2002年オフには横浜ベイスターズに移籍した。
- 本作の舞台、2003年は横浜ベイスターズに所属。当時横浜は正捕手谷繫元信が移籍してしまい絶賛暗黒時代の街道を行進しているような状況であったので戦力として期待されていたのだが、ライバルの中村武志や若手の相川亮二より高評価を得ることができずに同年日本ハムにトレード移籍。
- その後は日ハムでなぜか12シーズン、2015年まで現役を続けた。役割は控え捕手であったがシーズンによっては捕手最多出場を記録したり、「抑え捕手」の役割を与えられていたりと信頼は高かった。コーチ兼任になった後もちょいちょい試合に出ては実働年数の記録を更新しており最終的には最多タイの29年間の実働記録を残し、これは捕手としては野村克也、谷繫元信のようなベテランとして活躍した選手たち以上であった。また中島の引退によって阪急ブレーブス時代に入団した選手が全員引退した。
- 現役引退後はMLBで勉強したり日ハムでコーチをやったりして2021年現在はオリックスバファローズの一軍監督。2020年に西なんとか監督が自粛期間中に焼き肉行っていたことバレてしまった為に途中から代行していたが記事執筆当時にはオリックスは1位。さんざん球界のお荷物、ロッテですら黒字になったのに赤字経営してる球団、横浜より触れてはいけない暗黒球団とか言われていたが、有望な若手と経験豊富でここぞで勝負強いベテランの力が相互作用してかなり強力なチームになっている。捕手出身監督は名将が多いので是非とも中島聡はその道を歩んで行ってもらいたい。
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